少年は憧れた。 心をつかんで離さない弦音〈ツルネ〉に。 青年は憎んだ。 誰よりも尊敬していたあの人を。 ―あの日、音は聞こえなくなってしまった。 ―あの人は、何も言わずに去ってしまった。 挫折と憎しみ。 痛みを抱えた少年と青年は、弦音に導かれ出会う。 何度苦しむことになっても。どんなに拒まれても。 彼らは弓を取り、矢をつがえる。 <ツルネ> ―――それは、矢が放たれた時に響く“はじまり”の音。
古谷彻 潘惠子 藤田淑子 铃置洋孝 堀秀行 堀川亮 桥本晃一 水岛裕 三矢雄二 中尾隆圣 小林通孝 难波圭一 庄真由美 渡边菜生子 冬马由美 上村典子 柳泽三千代 柴田由美子 吉田奈穗 半谷君枝 村濑容子 川岛上业子 田中秀幸
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